外壁塗装の正しい工程と期間!手抜き工事のチェックポイント

外壁塗装の正しい工程と期間!手抜き工事のチェックポイント

外壁塗装の正しい工程と期間!手抜き工事のチェックポイント

 

外壁塗装は壁にペンキを塗るだけ…と思われがちですが、そのほかにも様々な工程があります。
よりきれいに仕上げるため、そしてより長持ちさせるためにも必要な工程がたくさんありますが、中には一部の工程を省いて手抜き工事をする業者もいます。
そこで今回は外壁塗装の正しい工程と期間、そして手抜き工事を見抜くチェックポイントをご紹介します。

 

外壁塗装で使われるクリア塗料とは

 

外壁塗装の正しい工程と期間!手抜き工事のチェックポイント

 

外壁塗装で使用されるクリア塗料とは、その名の通り「透明な塗料」のこと。
外壁材の色や質感をそのまま楽しみたい人に人気のある、外壁塗料になります。
また、クリア塗料を外壁材の上から塗ることで、外壁材の保護や光沢の演出効果などが期待できますよ。

 

そして一口に「クリア塗料」と言っても、シリコン系のクリア塗料やフッ素系のクリア塗料など価格帯や性能によって様々な種類があるのもクリア塗料の特徴です。

 

  • アクリル系塗料(耐久年数約7年)
  • ウレタン系塗料(耐久年数約9年)
  • シリコン系塗料(耐久年数約11年)
  • フッ素系塗料(耐久年数約13年)

 

現在の市場によく出回っているのが上記の4種類ですが、最も主流になっているのは「シリコン系クリア塗料」です。

 

シリコン系の塗料は価格と耐久性のバランスに優れているため、多くの施工業者やハウスメーカーが利用している塗料のうちのひとつ。
「アクリル系塗料→ウレタン系塗料→シリコン系塗料→フッ素系塗料」の順番で価格も高くなっていき、それに伴い耐久性や性能も上がっていくのが特徴です。

 

外壁塗装の正しい工程

 

外壁塗装の正しい工程と期間!手抜き工事のチェックポイント

 

外壁塗装を行うためには、様々な工程が必要になってくることをご存知でしょうか?
「え?クリア塗料を塗っておしまいじゃないの?」と思っている人も少なくありませんので、ここでは外壁塗装を行う際の工程についてご紹介していきたいと思います。

 

打ち合わせ

 

外壁塗装のスタートは、依頼主と施工業者による打ち合わせから。
「どのような種類の外壁塗料を使用するのか」「工事の期間は」「金額について」など、様々な詳細を口頭と書面にて確認します。
希望と異なっていた場合などには、打ち合わせの時点でしっかりと施工業者に伝え流ようにしましょう。

 

足場の組み立て

 

打ち合わせで双方が合意したら、次はいよいよ本格的なステップへ進みます。
外壁塗装は地面から高い部分への塗装もあるため、たとえ平屋の施工であっても足場を組み立てる場合が多く見られます。
足場をしっかりと組み立てておかないと、施工中に足場が崩れてしまって思わぬ事故につながってしまう可能性も…。
なので、足場の設置は1日がかりで慎重にしっかりと進められることがほとんどです。

 

下地処理・コーキング

 

足場が完成したら、まずは下地(外壁)にひび割れや大きな劣化がないかチェックします。
ひび割れなどがあった場合、次の行程で行う高圧洗浄を行う前に補修する必要が!
外壁の劣化を補修せずに高圧洗浄を行ってしまうと外壁材の壊れにもつながる可能性があるので、必ず高圧洗浄を行う前に下地の確認や処理を行わなくていけません。
また、外壁材と外壁材のつなぎ目であるコーキング部分の劣化も、この時にチェックして必要があれば補修をします。

 

高圧洗浄

 

高圧洗浄とは、外壁に付着した汚れやほこり・コケなどを専用の洗浄機で噴射して剥がれ落とすことです。
塗料を塗る前にしっかりと外壁を洗浄しておかなければ、いくら高価な塗料を塗ってもその効果が十分に活かされないため、外壁塗装の際にはかなり重要になってくる行程。
高圧洗浄でどの程度外壁をキレイにすることができるかということは、塗装後の仕上がりや持ちにダイレクトに関わってきます。
高圧洗浄では特殊な機械を使用して100を超える水圧で外壁に水を噴射するため、こすっても取れなかった汚れなどもキレイにすることができますよ。

 

養生

 

養生とは、外壁塗料が付着してはいけない箇所(窓やサッシ・床など)にビニールやテープなどを使用して保護をする工程です。
外壁塗装を行う前には、養生をしてしっかりと「守るべきところは守る」ことが鉄則となります。

 

下塗り

 

シリコンやフッ素の塗料を塗る前に、下塗りと言って「上塗材との密着度を高める」働きのある工程が行われます。
外壁塗装は基本「3回塗り」と言われていますが、この下塗りが3回のうちの1回目になるというわけ。

 

中塗り・上塗り

 

下塗りを終えた後は「中塗り」「上塗」と2回にかけて塗料が重ね塗りされ、外壁材にしっかりと塗料を塗り込んでいきます。
中塗りをした塗料がしっかりと乾いてから上塗りで仕上げていくので、乾くまでに時間がかかればその分工期が伸びることにも。

 

養生撤去

 

塗料の塗り残しがないか・ムラになっているところはないか・しっかりと乾燥しているか…などのチェックが済めば、養生を撤去していき最終的な確認が行われます。

 

立ち会い・チェック・修正

 

全ての施工が終了したら、依頼主と共に足場に登って気になるところはないか最終チェックが行われます。
この時にミスや不具合などが発覚した場合、その日のうちに修正をして施工完了となる場合がほとんどです。

 

清掃・足場の解体

 

依頼主のチェックが無事に終了すれば、足場の撤去やゴミなどの回収作業が行われ全ての施工が完了となります。

 

 

いかがでしたでしょうか?
一口に「外壁塗装」と言っても、これほどまでに様々な工程を経て塗装が行われていきます。

 

外壁塗装についてあまり詳しい知識を持っていない場合、上記の工程のうちのどれかを飛ばした「手抜き工事」が行われるといった例もあるようです。

 

そこで、手抜きされやすい外壁塗装の工程について、もう一度しっかりと考えてみたいと思います。

 

手抜きされやすい外壁塗装の工程

 

外壁塗装の正しい工程と期間!手抜き工事のチェックポイント

 

外壁塗装にかかる相場はある程度決まっているものですが、相場よりも大幅に安かったり高かったりする場合は「手抜き工事が行われている」「悪徳業者に引っかかっている」なんて可能性も!

 

以下に、外壁塗装の工事において手抜きされやすいと言われている工程についてまとめてみましょう。

 

下地処理・コーキング

 

高圧洗浄の前に欠かさずチェックしたい外壁素材の劣化状態ですが、このチェックをせずにそのまま高圧洗浄を行う雑な業者も存在しています。
下地処理をしっかりと行わずに高圧洗浄を行った結果、外壁材が壊れたという事例も報告されているので気をつけましょう。

 

高圧洗浄

 

外壁塗料をしっかりとキレイに塗装するために欠かせない高圧洗浄ですが、この工程を飛ばして汚れている外壁の上からクリア塗装を施工してしまう業者もあるようです。
一般的な住宅の場合は高圧洗浄だけでも5万円前後のコストがかかってくるとされているのですが、高圧洗浄を行わないのに減額をしてくれないという悪質なケースも!

 

下塗り

 

外壁塗装で最も手抜きされやすいのが、この「下塗り」の工程。
シーラー・プライマー・フィラーは「下塗り塗料」として知られており、上塗り塗料の付着を良くしてくれる役割があります。

 

しかしこの下塗りに使用するシーラーなどは、だいたい600〜1,200円/m2ほどの単価となっています。
一般的な住宅の場合、下塗り工程を手抜きするだけで10万円以上の経費削減となることから、悪徳業者が最も手抜きしたくなる工程と言っても決して過言ではありません。

 

外壁塗装の工程はどのくらいの期間がかかる?

 

外壁塗装の正しい工程と期間!手抜き工事のチェックポイント

 

外壁塗装にかかる期間は、一般的な住宅で「10日〜14日」とされています。
大まかな工程とそれにかかる期間を以下にご紹介いたします。

 

  • 1日目 足場設置
  • 2日目 下地処理
  • 3日目 洗浄、養生
  • 4〜9日目 塗装
  • 10日目 足場解体

 

このように、スムーズに工事が行われても最短10日はかかってしまうと考えておきましょう。
40坪以上の大きめな住宅の場合や天候によって工事が延期された場合には、10日以上の後期になってしまうことも珍しいことではありませんよ!

 

まとめ

 

外壁塗装の正しい工程と期間!手抜き工事のチェックポイント

 

外壁塗装にかかる期間やそれぞれの工程について、少しは理解が深まっていただけたでしょうか?

 

外壁を良い状態に保とうと思えば、定期的に行う外壁塗装が必須です。

 

しかし外壁塗装の施工業者の中には、手抜き工事を行なって自社の利益だけを考えるところも少なくありません。

 

信用できる施工業者へ依頼することはもちろんですが、自分自身で外壁塗装に関わる具体的な知識を学ぶことも大切です。

 

外壁塗装に関する基本的な工程や相場などを把握しておくだけで、正しい業者選びにもつながっていくはずですよ!

 

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