3階建ての外壁塗装の費用相場!2階建てよりも高い?

3階建ての外壁塗装の費用相場!2階建てよりも高い?

 

 

都心などを中心に多く建てられている3階建ての戸建て住宅。
そんな、最近増えている3階建ての外壁塗装の費用相場について、解説します。

 

3階建て外壁塗装の費用相場の特徴とは?

 

都市が狭くとも広く間取りをとれると人気の3階建てですが、一般的な2階建ての外壁塗装とはどのような違いがあるのでしょうか?
3階建ての外壁塗装費用相場の特徴を見ていきましょう。

 

3階建ては壁の面積が広い=外壁塗装費用が高くなる

 

外壁塗装の費用は、塗装面積によって変わります。
面積が広くなれば、使う塗料の量も作業量も多くなるので当然ですね。

 

3階建ての場合、2階建ての住宅と比べ壁の面積が1階分多くなるので、2階建ての外壁塗装費用よりも高くなることが一般的です。

 

3階建ては雨漏りに弱い

 

3階建ての住宅で多いトラブルの一つとして「雨漏り」があります。

 

3階建ては、限られた土地の中に広い間取りを取るために、土地いっぱいに家を建てる必要があります。
そのための屋根や軒など外壁よりも外に飛び出す部分の設置が省略されている場合が多いです。

 

屋根や軒がないと雨水がそのまま外壁を流れてしまい、雨漏りを引き起こしやすくなってしまいます。
特に、窓枠サッシやルーフバルコニーの周りなどから雨漏りをすることが多いです。

 

外壁塗装をする際はこういった雨漏りをしている個所を補修してから行わなければならないので、外壁塗装費用に加え雨漏り対策の修理費用がかかり、より高くなってしまいます。

 

3階建ては地震に弱い

 

3階建てのもう一つの特徴として、「地震に弱い」という点があります。

 

高さがある(縦に長い)建物は、高さの低い建物に比べ地震で揺れやすくなります。
地震が外壁に及ぼす影響には、外壁のひび割れや外壁材が浮いてしまうなどがありますが、こういった外壁トラブルが多いのも3階建ての特徴です。

 

これらの問題も雨漏りと同様、外壁塗装をする前に修繕が必要になるので、追加費用が必要になります。
また、ひび割れや外壁材の浮きは雨漏りの原因にもなるので、雨漏り対策も必要になる場合があります。

 

3階建ての外壁塗装の費用内訳

 

3階建ての外壁塗装費用の特徴がわかったところで、まずは外壁塗装費用の内訳をみていきましょう。

 

塗装前にかかる費用

 

外壁塗装をする際には、たくさんに下準備が必要になります。
工程の多い外壁塗装では、この下準備にもかなりの費用がかかります。

 

足場の設置

 

900〜1300円/u

 

外壁塗装には必ず必要な足場の設置。
2階建て住宅の場合の費用相場は10〜20万円ほどですが、3階建ての場合より

  • 高さが必要になる
  • 高さを出すために丈夫な足場を設置する必要がある

などの理由で、2階建て住宅の費用相場よりも3〜5万ほど高くなります。

 

養生の費用

 

300〜600円/u

 

塗料が付かないように、塗装をしない部分に施す養生。
必要であれば、車や植栽にも養生をします。

 

こちらも3階建ての場合は

  • 窓が多い
  • 家の外周が狭い

といった理由から2階建ての相場よりも高くなります。

 

高圧洗浄の費用

 

150〜350円/u

 

外壁についた汚れ、コケ、カビ、藻、古い塗料などを落とす作業として行われる高圧洗浄。
3階建ての場合は洗浄範囲が広いため、2階建ての高圧洗浄作業よりも時間がかかります。

 

単価が高くないので大きな差にはなりませんが、高圧洗浄費用も2階建ての費用よりも高くなることが一般的です。

 

塗装にかかる費用

 

塗装前の下準備が終われば、いよいよ外壁塗装が始まります。

 

塗料の費用

 

塗料の費用は、塗料の種類によって異なります。

 

グレード 耐久年数 単価(/u)
ウレタン 7〜10年 1,700〜2,200円
シリコン 12〜15年 2,300〜3,000円
ラジカル 14〜16年 2,500〜3,000円
フッ素 15〜20年 3,800〜4,800円

 

安い塗料ほど耐久年数は短く、高い塗料ほど耐久性が高くなります。
現在の外壁塗装で主流になっているのは、「シリコン系塗料」。
最近では価格も安く耐久性の高い「ラジカル塗料」も人気がでてきました。

 

費用で選ぶだけではなく、湿気の多い地域では防カビ、防藻効果のある塗料、日差しの強く当たる場所では遮熱塗料など、住宅環境に合わせた塗料の選び方もあります。

 

費用、耐久性、住宅の環境などから、最良の塗料を選択しましょう。

 

その他にかかる費用

 

外壁塗装では、壁の塗装だけでなく補修や付帯部分(雨樋など)の塗装などが必要になる場合もあります。
また、ごみの回収、清掃などにも費用がかかります。

 

付帯部分の塗装費用

 

軒天塗装 20,000〜60,000円
破風塗装 40,000〜60,000円
雨樋塗装 20,000〜60,000円

 

付帯部分については、塗装するという方法だけでなく、新品にとりかえるという方法もあります。
どんなにきれいに塗りなおしても、雨樋などは経年劣化をし、水漏れなどのトラブルにつながることもあります。
劣化状況や使用年数も考慮して、塗装をするのか、交換をするのか検討しましょう。

 

また、この表には載っていませんが、柵、門、ガレージ、バルコニー、サッシなども付帯部分にあたります。
こういった付帯部分も劣化を防ぐために外壁塗装と一緒に塗装することがおすすめです。

 

外壁の補修費用

 

シーリング(目地)補修 800〜2,000円/u
ひび割れ補修 1,000〜5,000円/1箇所

 

目地を埋めるシーリング(コーキング)材も、外壁の塗料と同じく紫外線や雨風などで劣化します。
シーリングの劣化をそのままにしておくと、雨漏りの原因になるので、外壁塗装時にはシーリング補修も重要です。
劣化がひどい部分だけを補修する方法とすべてのシーリングをやり直す方法がありますが、シーリング材にも耐用年数がありますので、すべてやり直すことがベストです。

 

3階建てで多いと言われているひび割れ補修も、外壁塗装では重要です。
ひび割れが大きく、外壁の下地まで影響が出ている場合には大がかりな工事になり、費用も表の金額よりも高くなります。

 

諸経費

 

工事費用の3〜8%

 

諸経費には、

  • ごみ処理費用
  • 事務費用
  • 交通費
  • 運搬費

など、外壁塗装工事で必要になる経費です。

 

諸経費にかかる費用はそれぞれの費用が小さいため、見積もりをみても内容が明確でない場合が多いので、諸経費に含まれる内容については外壁塗装業者に確認をしましょう。

 

3階建ての外壁塗装の費用相場

 

外壁塗装費用には様々な費用が含まれていることがお分かりいただけましたでしょうか?
ではいよいよ、3階建ての外壁塗装の費用相場についてみていきましょう。

 

3階建ての外壁面積はどのくらい?

 

2階建ての外壁面積の平均は100〜120u。
3階建ての外壁面積の平均は150〜200u。

 

やはり、2階建てに比べ、3階建ての方が外壁面積が広く、費用も高くなることがわかります。

 

塗料の種類
(単価)
3階建て
(180u)
2階建て
(120u)
ウレタン
(2,200円/u)
39,6000円 26,4000円
シリコン
(3,000円/u)
540,000円 360,000円
ラジカル
(3,000円/u)
540,000円 360,000円
フッ素
(4,800円/u)
864,000円 576,000円

 

上記の表は、各塗料の単価を、3階建て180u、2階建て120uで計算した表です。
塗料だけでこれだけ値段がかわります。

 

※土地が広い、家の形が特殊(コの字など)な場合には面積が広く、土地が狭い場合には面積が狭くなります。
上記の表は、あくまで平均の外壁面積です。

 

外壁塗装費用例!3階建ての費用合計は?

 

では、下準備などを含めた3階建ての外壁塗装合計費用をみてみましょう。

 

住宅条件
  • 3階建て
  • 外壁面積200u
  • シリコン塗料

 

外壁塗装工事内容・費用

 

足場設置 170,000〜270,000円
養生 40,000〜100,000円
高圧洗浄 20,000〜70,000円
下地補修 30,000〜70,000円
塗装 270,000〜540,000円
付帯部塗装 100,000〜200,000円
補修 50,000〜100,000円
諸経費 14,000〜90,000円
合計 700,000〜1440,000円

 

3階建ての場合、外壁塗装費用には70〜140万円ほどかかることがわかりました。

 

この費用相場は、家の大きさ、外壁や付帯部分の劣化、補修の有無や規模などによって外壁塗装の費用相場はかわるので一例でしかありませんが、ぜひ3階建ての外壁塗装をお考えの方は参考にしてみてください。

 

3階建ての外壁塗装費用相場を抑えるコツ3つ!

 

2階建ての外壁塗装費用に比べ高くなってしまう3階建ての外壁塗装費用を少しでも抑えるコツ3つをお伝えします!

 

雨漏り対策で費用を抑える!

 

3階建ての外壁塗装費用特徴でもご紹介したように、3階建ての住宅は軒などが設置されておらず、雨漏りがしやすい住宅です。
雨樋の流れが悪い、今までできたことのない場所に雨水がたまっているなどの場合には注意が必要です。

 

雨漏り点検などを定期的に行い雨漏り対策をすることで、外壁塗装時の補修を少なくし、費用を抑えることができます。

 

また、外壁塗装の際にはシーリングなど劣化が雨漏りの原因になる部分をきちんと修繕し、雨漏りの原因を取り除くことも、次回の外壁塗装の費用を抑えるポイントにもなります。

 

ひび割れ対策で費用を抑える!

 

雨漏り同様、ひび割れは3階建ての住宅で起きやすい外壁トラブルです。
ひび割れ、外壁材の浮き、タイルの割れや浮きなどは、雨水の浸水、雨漏りの原因となります。

 

地震大国とも呼ばれる日本では、地震による建物への影響は軽視できません。
5年ごとに外壁との点検を行い、ひび割れが起きていないか、起きていれば浸水や雨漏りが起きる前に補修工事をして、大規模な外壁塗装工事にならないようにしましょう。

 

外壁塗装回数を減らして費用を抑える!

 

安い塗料を使えば、1回あたりの外壁塗装費用も安くなりますが、その分短期間で外壁塗装をしなければならなくなってしまいます。

 

3階建ての住宅は、外壁面積も広く、建物も高いため、外壁塗装費用が2階建ての住宅に比べ高いので、頻繁な外壁塗装工事は、住み終えるまでのトータルのメンテナンス費用をより大きくしてしまいます。

 

そこで、塗料の単価は高くとも、耐用年数の長い塗料を選択することで、外壁塗装工事の回数を減らすことができ、同時に住み終えるまでのトータルメンテナンス費用を抑えることができます。

 

劣化は放置しない!定期的なメンテナンスがコストダウンになる!

 

外壁塗装の費用は決して安くないのでどうしても後回しにしがちですが、雨漏り対策やひび割れ対策、定期的な点検や外壁塗装を行うことで、劣化を最小限に抑えることができます。

 

外壁の劣化は放置すればするほど被害が大きくなり、また費用も一気に高くなってしまいます。
3階建ての外壁塗装費用を抑える最大のポイントは、定期的なメンテナンスを怠らないことです!

 

賢く選んで3階建ての外壁塗装費用を抑え、理想の我が家に!

 

いかがでしたか?

 

3階建ての外壁塗装費用は、一般的な2階建て住宅の外壁塗装費用よりも高くなるため、費用を抑えるためには雨漏り対策やひび割れ対策、そして定期的なメンテナンスが必要になります。
ですがこういった対策やメンテナンスを徹底することで、外壁塗装費用を抑えることができ、なにより長く大切な我が家に住み続けることができます。

 

現在3階建てにお住みで外壁塗装をお考えの方も、これから3階建ての住宅購入をお考えの方も、理想の我が家を長い間維持するためにも、外壁塗装について一度検討してみてくださいね!